うちださんのブログ(旧うちださんの日記)

留学サポート.com 代表 兼 留学アドバイザーうちださんのブログです。仕事の裏側やプライベートを少々公開しています。

帰り道の夕陽

2014年7月25日 午前1時12分。


父が永眠しました。

最後は見届けることができませんでした。

亡くなって1時間半後に父と対面しましたが、穏やかに眠っていました。

父の顔を目に焼き付けるために、ずっと父の横にいました。これまで数多くの涙を流してきましたが、涙が止まりませんでした。 

私の母から、「お父さんは最後に深呼吸を2回して、最後にゆっくり息をして引き取ったよ」と冷静に報告してくれましたが、その後の母も泣き崩れてしまいました。

今回、父が余命宣告を受けていても、時間は止まってもくれず、残された時間はあまりなく、無情にも時間は過ぎていき、とうとう父の命を奪っていきました。


「時間」・・・本当に貴重なものだと、父の死を通して改めて実感しました。




私自身、一つだけ父に対して、内田家(家族)に対して、悔やむことがあります。

それは家族との旅行を一度も果たせなかったことです。

このブログで公表はできませんが大変な職業のひとつをずっと続けてきました。一般家庭とは違い1日使って家族旅行できる余裕が、私達家族にはありませんでした。私は小学生の時から自営の手伝いをしていたので、人一倍自営の苦しみを知っています。ふと気付いたら、父は余命宣告付きのガンになっていました。その後、家族での話し合いを持ちました。そして「最初で最後の家族旅行に出掛けよう」と持ちかけたのですが、時すでに遅しでした。県外に出るほどの体力が父にはありませんでした。車10分のところでも厳しいという父の病状を知ったその晩はずっと泣いていました。


今回父の死を通して、亡くなったら何もならないという単純ことを学びましたが、人生誰もがいつ死ぬか分からない隣り合わせた中で、やりたいことをやれる幸せを感じて生きていきたいですね。

皆さんに言えることは、今が幸せであることです。また職業柄言えるのは、留学を考えられるのも幸せだと思いますし、留学できるのは、もっと幸せなことだということです。

また声を大にして言いたいことは、留学のみならず、そこに時間があれば、そこにお金があれば、そこに楽しいことがあれば、そこに嬉しいことがあれば、そこに喜んでくれることがあれば、、、


やらないよりも、やったほうがいいです。









最後、余談です。

私内田がこの留学支援会社を起業するときに、資本金の一部として父からお金を出してくれました。 創業当時(15年前)、父から言われたことを今でも覚えています。

「商売は続けるのが大変。」

体力(健康)が何よりも大事だと言われたことをふと思い出しました。

ただ、そういう父が仕事を全うしてきた結果は、余命宣告付のガンでした。


これから魚釣りを趣味にしていく予定だった父は、何も出来なかったので無念だったのではないかと思います。父の趣味は、まさしく仕事でした。やると決めた以上は、四苦八苦しながら頑張ってきたんだと思います。そういう「仕事人」の父を誇りに思います。


ただ、父の歩んできたことを振り返ると、息子の自分にとって、同じようなことがあってはならないとも考えます。 何度も自分に言い続けてきましたが、仕事も大事ですが、家族との時間、友達との時間、そして何よりも自分と向き合う時間も大事だということを痛感しました。


これ以上、残された家族の哀しみは続いてほしくありませんが、親不孝とされる母よりも先立つことはしません。そして、父が生きた70までは生きることとを誓います。






父はどこで見守ってくれているのでしょう?

生前、言えてなかったことを言いたいです。


「ありがとう」





追伸

喪中につき、25日から29日まで対応しなければならないお客様に迷惑を掛けたことをお詫び致します。元気よく明日からは出勤致します。

お通夜ならびに葬儀に関して、お客様(親御様)や法人関係の取引先からの問い合わせを多数頂きましたが、私の意向により、お気持ちだけ受け取るということで控えさせて頂きました。本当に色々な方からの励ましのメールや、SNS等のメッセージを頂きありがとうございました。これからも皆様の励みを受け止めて頑張って参ります。