うちださんのブログ(旧うちださんの日記)

留学サポート.com 代表 兼 留学アドバイザーうちださんのブログです。仕事の裏側やプライベートを少々公開しています。

車屋の社長!

sas_uchida2004-10-31

●熊本からTOPを狙う社長

私が唯一車やさんの中で気合いの入れ方が違う社長、村上さんがいる。私も昔、ハーレー仲間から村上さんのことを知ったのだけど、長年の付き合いもあり、今回その村上さんのことを日記にしてみようと思う。村上さんの経営方針はおもしろい。それは、地元での宣伝は一切打たず、本物を求める人、こだわりのある人だけしかお客さんを選ばないという車やさんがある。もちろん、生きていくうえで、国産車や、アメ車を格安で販売したり、メンテしたりしているけど、本来のお店のコンセプトは、お店の名前にある通り、「何事にも幅広く全開で行く!」みたいなもの。本職はカスタムやさんである。



●経営感

村上さんが求める経営感がすごい。前述でもあったけど、本来地元などの車の雑誌などに広告を打つことや、テレビなどのCMなどで販売目的として宣伝して、お客さんを獲得することが多い。だけど、村上さんは自分の得意とするカスタムで日本一をとることに執念を燃やしておられる。それは絶対に今までにない日本一のカスタム車両を作るというもの。日本一の車両を作ると車の雑誌やら、カスタム専門の雑誌などにTOPページなどに掲載してくれる。ようは、雑誌社からの取材を受ける形である。今までいろいろなカスタムショーなどで出品すると必ず、九州(熊本)の村上さんはすごいものを出してくる!というぐらい業界ではTOPクラスの技術とありえないカスタムを披露しているとか。お店に行けば、数々の優勝のトロフィーなど展示してある。それも誰もが気づかない天井部分にあるから、村上さんにとってもある意味、優勝とったとしても自慢にならないという現われであると思う。さりげなくトロフィーが天井に飾っている店内は、自分にとってもにくい演出だなと思う。(笑)



●こだわり感

私が村上さんと話している中で、電話がかかってきた。もちろん、社長自ら電話を取る。その会話を盗み聞きしていると、どうも東京からアメ車の車両に対しての問い合わせの話である。それも自分の車の話。走行距離が走っていなくてもアメ車はさびるのか?という話題で、村上さんは毒舌で対応。その年式でまずその走行距離は、戻している可能性が十分に高いということ。その理由はアメリカ人は、距離は気にせず走るだけ走らせるというもの。日本の輸入販売を行なうところがメータを戻しているケースが後を絶たないらしい。おまけに、錆に関しては、その車両がカリフォルニア以外の寒いところでの車両であることを指摘された。なんとカリフォルニアの車両だと10年近くは絶対に車体(シャーシー)から錆は出ないように薬みたいなものを塗ってあるという。だから、お客さんの車両はカリフォルニア以外での寒い地域での車両であると断定できるという。

村上さんは、アメ車の実情を知ってかカリフォルニア州以外では購入しない(輸入しない)そうである。おそらく、こういう業界話が電話してきたお客さんにとっても、村上さんのこのこだわりが後々にいい宣伝をしているんだと思った。おまけに、錆止めの修理など、村上さんでも受けても構わないけど運搬費用だけで6万弱(往復)かかるから、まずは販売したところや、アメ車の詳しいところで、シャーシーの錆止めを見積もりだしてみればいかがでしょうという流れ。それもその錆止めの相場を教えては、村上さんで行なう場合の金額と日程を説明していた。

電話を切ったあと、村上さんは、「あとはお客さんが決めるもの、自分が知っていることを言えば、自然とお客さんからも仕事の依頼もついてくる」と話してくれた。やはり、そういう電話だけの対応でもこだわり感があるゆえ、アメ車のユーザーにとっては、おそらく安心して任せられるところになっているんだろうと思う。

(余談)
この日、ロス行きのチケットをお世話しに営業がてら遊びに行ったけど、スタッフ含めてお客さんとロス郊外のドラッグレースに観戦に行くとのこと。それも10人で!信頼厚いから行動を共にする人も多いんだとつくづく感じたけど・・・。ある意味、尊敬してますよ。村上さん!


WOT’S(ワッツ)
熊本市砂原町329-1  電話096-228-1666
http://www.wots.co.jp/


*内田さんの紹介で。。。と言ってくれれば確実におまけしてくれます。(笑)

**写真は、ハマー最新型をカスタム。(バンパーが一部はずしてあるけど)この車両は日本国内のカスタムショーでもちろん、数々の賞を独占!ありえないホイルでしたし、車内はテレビモニターが28個。誰が見るんだろうと思ったけど、これもこだわりなんだろうか?道楽の世界だったので、ある意味ビックリしました。(笑)