一人旅!
可愛い子には
旅をさせろ!
と言ったモンですが、本当にひとり旅をさせている途中にこの少年(男の子)に会いました。何気ない少年は小学1年生!(6歳)名前は ヒロくん だそうです。
熊本駅から乗り込んだ私の隣の席で、ひとり少年が、ちょこっと座っている。
時間が経つにつれて、「親がいないのかな?」と思って、何気なく話しかけてみる。
「お母さんとかいないの?」
「うん」
「え?まさか、ひとりで来たの?」
「(鹿児島の)川内に帰っているところ。」
「そうなんだ!すごいなー」
「名前は?」
「ひろくん」
「ひろくんか、おれ、うちださん。」
「うしださん?」
「そう、うしださん。」(面倒なので、うしだで通した私)
そこで少年は、リュックからジュースを取り出して…
「このジュース、あかないんだよ」
「どれどれ。あいたよ」
お礼も言わず、ごくごくとジュースを飲む。それもほぼ一気飲み。
よっぽど博多から、ジュースが飲みたくしょうがなかったのだろう・・・。
少年にとっては、都合のいい私、うしださんを使ったのかと思うと、
ちょいと一本やられたみたい。^_^
「よかったね、ひろくん。」
「うん。」
たいてい熊本〜鹿児島中央まで、好きな曲を聴いて居眠りする私だが、
今日は、この子のために、時間をかけて話し続けた。
ポケモンが強いのは?
ムシキングカード強いの持っている…
クワガタって掴みきる
ヒロくんのお母さんのこと
ヒロくんの妹のこと
福岡のダイスケくんのこと
小学校で大変なこと
小学校のプールでこけたこと
いやーたくさん話した。
つまらない話でもよく聞いた自分も偉い!^O^
…話も終わり、いよいよ。到着地「川内駅」
最後にこの少年ヒロくんは、なんと自らお礼を言ってくれた。
「うしさん、ありがとう!」
子供ってなんで自分よがりに短縮するんだろう!
牛じゃないって、うちださんってば。
留学もいわば、一人旅。
今回、この少年ヒロくんが体験した中で、帰りの列車の中で
うしさんとであったことは、忘れないであろう。
いつか・・・
このヒロくんと10年後に留学の相談で会いたいものです。