仙台の夜景
今回は、話が長くなりますが、、、お付き合いください。
先日、関東の出張の際に、東北仙台へ行って参りました。東北仙台への留学相談ではなくプライベートで行ってきました(休ませて頂きありがとうございました)。
亡くなった父の四十九日を終えこともあり、残された母を思い、自分の心情として母方の親族にも感謝を伝えたいという思いで、実は母方の祖父母の墓参りに行ってきました。これまで母が信仰している宗教上の理由により、母方の墓参りは誰一人行けていない事情もあり、母には内緒で仙台へ行ってきました。
まず仙台といえば、、、伊達政宗さんにご挨拶。
今回、宿泊したホテルは、ウェスティンホテル仙台。
※ホテルサイトから画像は頂きました。無断転用禁止の画像ではないので許してください
地元の人曰く、このホテルは、楽天星野監督がずっと滞在するホテルらしいです。。。凄!
いつもはビジネスホテル利用の私ですが、、、(笑)
今回は訳あってゴージャスなところをチョイスしました。
こんな豪華過ぎたホテルは久しぶりなので、ホテル内の食事はいくらなんだと思うと恐ろしかったです。(笑)
そんな、仙台でのお食事は、、、もちろんホテルを出て、下町へ行くことにしました。
以前、母から聞き出しておいたお店。
仙台駅の地下街にある、「すし哲」というお寿司屋さんでした。
三陸沖の海の幸は、大変に美味でしたよ。
お酒も程よく入ったところで、ホテルに戻りました。
さて、さて、母へのサプライズの時間が来ました。
私の母は、昨年無理して iPad を購入したのですが、その母がある程度のレベルまで、iPad を使いこなせるようになっていました。
YAHOOのニュースを見ることや、GOOGLEで調べもの(検索)ができるレベルになりました。。。(笑)
実は、そんな母がいないときに、その iPad へ SKYPE 設定をこっそりしておきました。
サプライズ内容は、久しぶりに生まれ故郷の仙台の夜景を中継することだったんです。
仙台の夜景を探しました。仙台市街の近郊エリアの小高い丘でも夜景が綺麗なところはあったのですが、今回この(高層階の)ホテルからの見下ろす夜景が、別格に綺麗!という書き込みがあったので、このようなゴージャスなホテルを選択しました。
この日、母は初めて Skypeコール(ビデオ通話)が、思い出深い仙台の夜になりました。
天気も良く綺麗な、仙台の夜(夜景)。
母にまず電話して SKYPE の立ち上げ(説明)に時間がかかりました。(笑)
iPadの SKYPE のボタンを押してくれるまでのやり取りの一部です。
母「どこを押せばよかとね?」
私「そこの水色の S というアイコンがあるよね?」
母「アイコンってなんかな?」
私「ああ〜、アイコンはマークみたいなものだけど」
母「どういうマークね? そんなのは、なかよ」
私「ほら、□(シカク)が並んでいてね、水色の□(シカク)があってね、その中に S って書いてあるんだけど」
母「分からんよ。あんたの説明はむずかしか!?」
そんなこんなを繰り返しながら、SKYPE起動するのになんと10分くらいかかりました、、、(笑)
やはり、基本操作をまだまだ理解してない母でした。
ようやく、SKYPE が繋がりました。
案外、二人が画面で向き合うと母も私も恥ずかしいものでした。
私「おう!母ちゃん、仙台の夜景を中継するから見ててね。」
(実際、自分が感極まって泣きそうでした、、、ここはグッと堪えるのが精いっぱい)
母「なんで仙台におるとね? 仕事ね?」
私「そうそう。仕事!仕事で来ているよ。(略)ホテルの客室から見る夜景が綺麗だったから母ちゃんに見せようと思ってね。」
私「カメラレンズのアングルを変えるけど、、、見えるね?」
・・・
母「おお! 綺麗に映ってる、映ってる。(略) 仙台は夜景が綺麗だからね。」
私「そうやね。俺は小学生の時の記憶しかないから、こんな仙台が都会だったとは思わんかった。」
母「都会ださ!」(東北弁口調)
私「端から端まで映すから、、、どう?見えるね?」
母「綺麗だ ⤵︎ 」(東北弁口調)
母ちゃんの思い出話しまで飛び出したものの、だんだんと東北弁口調になってきました。
最近は、亡くなった父のショックからか元気がなかった母でしたが笑顔が戻ってきました。
夜景を眺めては、綺麗!綺麗!と連呼してくれ、いろんな仙台にまつわる思い出話もしてくれました。
話の途中で、母を思う気持ちが高まり限界になりました。
「母ちゃん、ごめん。今出張中で忙しいから、また後で電話するよ。」
私は、Skype を切って当然のごとく男泣きでした。
この、母の生まれ故郷、仙台、、、
母の父親(祖父)の転勤で、熊本へ来たのがきっかけで、父と出会い、恋に落ち、
家計が厳しい中でも子供(男)3人を育て、、、
それは、大変だったと思います。
また帰りたくても仙台には遠くて帰れない。
そう簡単に帰れる距離でないことを今になって 遠い ことを知りました。
父が亡くなるまで一生懸命支え続けてきた母を思うと、
その日の晩は、泣きっぱなしでした。
翌日。。。
母方の祖父母とおじさんのお墓参りにて 國分寺 に参りました。
墓前の前で、私の父が亡くなったこと、そして母方の親族としては最後の孫でもある私のこれまでの歩みを墓前の前で延々と話しをさせて頂きました。
仙台まできて、(私が成長したかどうかわかりませんが)孫の姿を見せることができました。
母がいなければ私の人生はないのですから、母を育ててきた仙台の祖父母にも当然ながら感謝を伝えました。
初めての墓前報告なのに、途中から涙が止まりませんでした。
落ち着いた後、私が仙台に来た理由は言うまでもなく仕事ではなく墓参りのために行ったんだと母に伝えました。
母は言葉を詰まらせ早めに電話を切りました。 そのあと泣いていたと思います。
帰りがけ、なんだか気持ちがすっきりしました。
自分が言うのもなんですが、人間的に成長したようにも思えました。
これでよかったと思いますし、次に繋げそうです。
(最後に)
今回、無理を承知でスケジュール調整を行い裏方で支えてくれたスタッフの協力に感謝します。
また手配中の一部のお客様にもご心配をお掛けしたことがありました。この場を借りてお詫び(お礼)申し上げます。
今回は私用のブログになりましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。
拝。