うちださんのブログ(旧うちださんの日記)

留学サポート.com 代表 兼 留学アドバイザーうちださんのブログです。仕事の裏側やプライベートを少々公開しています。

アメリカ学生(F-1)ビザ却下に対する抗議

抗議文発送します。

先日、取り上げたFさんのアメリカ学生ビザ(2度目の申請・面接)ですが・・・





却下  されてしまいました。




2度目の申請(面接)にチャレンジされたFさんから、領事官とのやり取りを聞いたのですが、やはり領事官の対応に納得できません!


Fさんと話しあった結果、アメリカ大使館学生ビザ担当者へ抗議文を送る事にしました。


下記がFさんと考えた抗議文です。 Fさんのキャリアを否定するようなことってあっていいんでしょうか?




駐日米国大使館
ビザセクション 御中

                  2009/09/26


私はFFFFFと申します。先日、在福岡米国領事館でF-1ビザを申請し却下された件につきまして、説明や対応に納得できない点があり、以下に申し立てを行います。


【経緯】
2009年●月●日、在福岡米国領事館に訪問し、1回目のF-1ビザ申請を行いました。その際、ご担当くださった領事より、「あなたのビザ申請に関して、もう少し審議が必要なため、1日待ってください」と言われ、その翌日、郵送で「却下」を通知する手紙が届きました(同封しております)。1度目の却下を受け、「米国外との結びつきの証明」「帰国後の予定の証明」等の追加書類を準備し、2009年●月●日に、同じく在福岡領事館において2度目の申請に臨みました。この申請で担当された領事から、「1回目の申請で却下された理由を領事から聞いていますか?」と質問されたため、上記の対応であったことを伝えると、「初回の面接で、担当した領事から美容師には学生ビザを発給しない旨を聞いていないのか?」と聞かれました。私が伺っていないことを伝えると、1回目の申請時に「美容師に対するビザ却下の対応」について担当領事が事情を説明していないことについて謝罪されました。そして、その領事は通訳者を通して、「却下の理由は、美容師のキャリアを持っている日本人がアメリカで不法就労するケースが多く、現時点では、美容師に対してのビザ発給はできない。あなたがどんなに1度目の却下理由に対して関係者からの推薦状などを提出されても、美容師である以上は、ビザは取れない。」と説明されました。結果はもちろん「却下」ということでした。


今回起きたことについて、2点ほど申し立ていたします。


1)2度目のビザ申請料金を返金願います
今回のビザ申請・却下の過程において、1回目の申請却下の時点で、領事の不手際によりその却下理由(美容師経験者の不法就労が増加しているために、現在は美容師のキャリアを持つ申請者へのビザ発給を停止している旨)を伝えていただけなかったため、私は無駄な再申請を行うに至りました。 仮に、1度目の申請却下時にその却下理由を伝えていただければ2度目の申請など行うはずもありません。よって、本来不要であったはずの、2回目の申請にかかった「申請費用」の返還を求めます。
私が払った申請料金は13000円です。

申請料金を返還いただく口座の詳細は下記のとおりです。

    銀行詳細


2)大使館ホームページ等に「美容師経験者へのビザ発給」に関する記載をしてください
私と同じように美容師のキャリアを持ち、スキルアップとして美容関連の学校等で学びたいと考える人は大勢いると思います。そういった人たちは、人生をかけて準備しています。私も時間をかけ、仕事をしながら留学に向けて貯金してきました。申請する立場になって考えていただければ分かるのですが、申請にかかる時間および金銭的・精神的な負担を軽減できるよう、必要最低限な情報は大使館ホームページで公表する義務があるのではないでしょうか。「美容師経験者の不法就労が増加しているために、現在は美容師キャリアのある人へのビザ発給を停止している」旨の通知がなされているのであれば、美容師はアメリカを留学先に選ばないと思います。無駄な時間を排除するためにも、貴大使館および領事館ホームページ等に、この旨掲載されることを望みます。

以上2点が貴館への申し立てです。よろしくご対応願います。


以下、申請に関する情報です。

1回目の申請
面接日:2009年●月●日(●)11:00〜
Confirmation ID:AAAAAAAAAA
Barcode Number:BBBBBBBBB

2回目の申請
面接日:2009年●月●日(●)11:00〜
Confirmation ID:CCCCCCCCCCC
Barcode Number:DDDDDDDDD


ここからは私個人の感情ですが、日本人美容師の米国での不法就労が多くあるということが事実であったとしても、私自身とこの件とはまったく無関係であり、私が美容師であるからビザ申請が却下されるというのは、あまりにも不条理で、美容師に対する差別ではないでしょうか。不法就労の日本人美容師が多いならば、該当者を現地で摘発して強制送還すれば良いだけで、ビザ発給を制限するのは間違いだと思います。また、このたびの申請却下によって、今後私がアメリカへ観光旅行する際も、これが原因で入国がスムーズにいくことは考えにくいですし、一般の旅行者に比べて高い入国拒否等のリスクを背負うと考えると、腹立たしささえ覚えます。

この件で私は弁護人を立てる予定でいますが、まずは領事館のご意見を頂戴したく思います。下記まで書面にて、ご意見等を含めた返答をお願いします。更なるチャンスがあるようでしたら、3度目の申請は、東京へ面接する構えでおります。


熊本県熊本市●●●●●●
FFFFF



出発予定日も迫って来たので、いったん、Fさんの留学はキャンセルすることに・・・。

白紙に戻ったことに対して、Fさんには申し訳なく思います。

二度とこのようなことが起きないよう、アメリカの学生ビザには、これ以上に細かいところまで注意していきたいと思います。


正直、残念でなりません。